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このようなお悩みがある方、まずは当院までご相談ください。
最近の3年間のデータをもとに、入れ歯、インプラントの最新かつ信頼できる治療法を満載。
入れ歯専門技工士の黒沢清と申します。28年間入れ歯を作りひと筋でやって参りました。今回快適な入れ歯作りという観点から入れ歯専門技工士は何を考え何を思いながら義歯を作っているかを執筆致しました。あわせて読んで頂ければ幸いです。
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第1回こんな時どうする!入れ歯の悩み
入れ歯を長持ちさせるコツ
現在、ご愛用中の入れ歯も長期間使っているうちに、痛くなったり、不具合が出てきたりすることがあります。
さて、不具合はどんな症状でしょうか?
よくある症状を上げてみました。
①「キリキリ」「カチカチ」音がしたり、噛み切れなくなった…
例えば、入れ歯を長く使っていると、白い歯の部分が劣化・摩耗し、「カチカチ」ぶつかる音や「キリキリ」擦れる音が気になってきます。他人に不快感を与えかねません。また、入れ歯だとわかってしまう心配もあります。
その上、かみ合わせの白い歯の部分がすり減って平らになってしまい、レタスや青菜などの野菜などがかみきりにくくなり、食事はおいしくありません。
②入れ歯を取り外す時、バネのかかっている歯が痛んだり、食べ物を噛んだ時、痛い…
③右、左、前歯、奥歯で噛んだとき、入れ歯が簡単にずれる、はずれる…
その結果、ピーナッツの食べかすやイチゴやキウイの粒が入れ歯と歯グキの間に挟まって、飛び上がってしまうほどの痛い思いをすることがあります。
④噛むと、入れ歯が左右にシーソー、位置が定まらない…
加齢とともに、歯茎やあごの骨は、確実と痩せてきます。そのため、入れ歯の手入れが行き届いていても、特に厚みのある食べ物を前歯で噛むと入れ歯の後縁から空気が入り、外れやすくなります。
①~④の症状はすべて、入れ歯の摩耗と劣化に加え、歯ぐきやあごの骨は、だんだんと痩せていくことが原因です。
つまり、入れ歯とカラダ(歯ぐきやあごの骨)の両方が経年的に別々の変化をし、合わなくなるのです。
加齢による肉体的変化はある程度受け入れなければなりませんが、入れ歯を長持ちさせるコツはどうすればいいのでしょう…
入れ歯は、人工物でもあるため、ちょっとした意識づけで、長持ちさせ、快適にご使用いただけることも可能です。
入れ歯を長持ちさせるコツをご紹介しましょう。
Ⅰ.定期健診
入れ歯の定期健診は不要では…と思っている方もおられるかと思いますが…3~4か月に1回、定期健診は積極的に受けましょう
自分では問題がないと思っても、入れ歯がすり減ったり、入れ歯の内面にキズができたり、また、ご本人では気づかないひびが入っていることすらあります。
すり減って噛み切れにくい入れ歯をだましだまし使っていると、入れ歯そのものに必要以上の負担をかけ、耐久性を損なわせるばかりでなく、入れ歯を支えている隣の歯を短命にさせ、また、骨や歯ぐきを加齢以上のより早いスピードで痩せさせ、片噛み、顎関節症、肩こりや片頭痛など、体のあちこちにトラブルが起きてくることさえあります。
入れ歯のせいだとなかなか気づかず、つらい思いをしている方も多いのも実情です。
そこで、3~4か月に1回、専門医と入れ歯専門技工士が、1~2時間かけて丁寧に精密調整を定期的に繰り返すことで、入れ歯に必要以上の負担を与えることなく、かみ合わせも整えられ、快適入れ歯の使用が長期継続可能になります。
入れ歯ってこんなもの…とついついそのままにせず、定期健診を受けるようにしましょう。
入れ歯を長持ちさせるコツです。
Ⅱ.ご自身での調整は控えてください
確かに、毎日使用しているご自身は痛みの部位を正確につかんでおられ、患者様の中には、入れ歯をヤスリで削ってしまう方もおられます。
しかし、入れ歯を長持ちさせるには、痛みのあるところのみを削ったのでは、入れ歯で一番大事な、上下のかみ合わせを不安定にさせ、長期的に見れば、周りの歯に負担をかけ、歯を短命にしたり、耐久性へのデメリットは、とても大きいのです。
入れ歯を長持ちさせることができる定期的精密調整は新しく入れ歯を作ることができる同等の優れた材料と高度の技術がなければ不可能と思ってください。
入れ歯を装着している患者様に寄り添えることができる専門医と入れ歯専門技工士に精密調整・定期健診まで任せていただくことにより、入れ歯を長期間、ベストな状態を保つことは可能です。これも入れ歯を長持ちさせるコツでしょう。
A.マグネットの吸着力が失われる一つの原因は、MRIなどの強力な磁場に曝されることです。
マグネットの磁力線の方向が一瞬に乱されてしまい、マグネットの吸着力が無くなります。
しかし、医療検査一般の注意事項として、病院の受付や看護師、医師より、入れ歯の誤飲、誤嚥防止のため、入れ歯を外すよう指示はありますので、医療事故防止や、マグネットがダメにならないよう入れ歯を外すようにしてくださいね。
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談
A.歯ぐきが退縮すると入れ歯と歯ぐきに隙間ができてきます。
そのことで、入れ歯が沈んだり、回転し、マグネットと歯の根に付けた金属の蓋(キーパー)の接触する部分にずれが生じます。
丸いマグネットとキーパーの接触面が、まるで満月が欠けていくように横にずれたり、くさび状に離開することでマグネットの吸着力が弱くなります。
入れ歯と歯ぐきの適合状態を改善して、マグネットを定位置に付け直すことで、マグネットの ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談
A.入れ歯のうらがわにはマグネットが、歯の根やインプラントの頭には、マグネットが付く(キーパー)という金属の蓋がついています。
そのマグネットとキーパーが吸着した時に「カチッ」と音がします。
入れ歯の出し入れの方向に対して、キーパーの面が設定されていて、マグネットが垂直に作用することで、マグネットが最大限の力を発揮します。
「カチッ」と吸着しないのは、入れ歯の着脱の方向と、キーパーとマグネットの接 ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談
A.軟らかい素材で無口蓋義歯にして、薄く小さく感覚をよくすることは理想ですが、手圧(平均的に5㎏)で変形するほどの柔らかい入れ歯は口腔内の機能時にも変形するといわれています。
その剛性のない入れ歯は食事をする時に変形してしまい、「うまく噛みきれない感じ」を与えてしまいます。
軟らかい素材での無口蓋入れ歯の製作は、仮に吸着が得られたとしても噛みにくい入れ歯になります。
そして、その結果、長期的に変形 ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談
A.歯を抜いてすぐにインプラントを入れる術式を、抜歯即時埋入と言います。
インプラントを入れる事は可能とされていますが、全ての人ができるとは限りません。骨の条件によります。歯を抜くとそこに歯の埋まっていた穴がぽっかりとあいてしまいます。そこにインプラントを入れる事になるのですが、インプラントの種類にもよりますが、インプラントと骨の隙間が2mm以内と言われています。穴が大きすぎるとインプラントを入れ ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー インプラント相談
A.インプラントの手術の際はしっかりと麻酔をかけますので痛みはありません。
口腔内の一部分の治療なので基本的には局所麻酔をかけて痛みを感じなくします。局所麻酔をする際も、ちくっとした痛みさえ感じないように、麻酔のクリームを歯肉に塗って痺れさせてから麻酔を行いますので痛みの心配はありません。
他にも、セデーションと言って静脈内麻酔というものを点滴でかけることもできます。不安や恐怖心を取り除いてくれて ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー インプラント相談
A.インプラントにも食べカス、磨き残しがたまると、「インプラント周囲炎」になってしまいます。歯周病と同じように周りの骨を溶かしてしまうので、いずれインプラントが抜けおちてしまうこともあります。
そうならないためにはやはり毎日のセルフケアが大切になるのですが、治療の種類、補綴の形態によっては磨くことが難しい場合も。
「大変な思いをしてインプラントを入れたけれど上手く磨けない」ということになってしまっ ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー インプラント相談
A.その方、入れ歯によって様々です。
10年以上安定して使い続けている方もいらっしゃいますが、1~2年で壊れてしまう方もいらっしゃいます。
長くお使いいただける入れ歯を作るには、お口の中の将来を見据えて治療計画をたてることが大切です。「今はなんとか使えているけれど、何年後、何ヶ月後、何日後にだめになってしまうかわからない」というようなお口の中の状況で新しく入れ歯を作ってもすぐにだめになってしまいま ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談
A.よく作られた入れ歯でも実際に使用して見ないと分からないことがあります。
完成した入れ歯を装着して後で細かく調整する理由は、
入れ歯の型取りが、非圧縮性の顎堤粘膜を押し付けて、型取りをするからです。
押し縮められて取られた顎堤粘膜の模型に合わせて、技工士が入れ歯を作ります。
ですから、私たちが作る入れ歯は、実際の顎堤粘膜よりも一回り大きく作っていることになります。その誤差の修正が入れ歯の調整なの ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談
A「技工士さんも歯を抜いて入れ歯にしたら」と患者さんに言われたことがあります。
歯科関係者も自分が歯科治療を体験して初めて患者さんの気持ちが分かったということがよくいわれます。
歯の手入れを心掛けている歯科医・衛生士・技工士などが、歯を失って入れ歯を入れることは少ないのではないでしょうか。
多くの歯科関係者は入れ歯の苦しみを知らないのです。
「入れ歯を作るなら、自分で入れ歯を使っている歯科医を探せ ...
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投稿者 mcoms投稿日: カテゴリー 入れ歯なんでも相談