A.軟らかい素材で無口蓋義歯にして、薄く小さく感覚をよくすることは理想ですが、手圧(平均的に5㎏)で変形するほどの柔らかい入れ歯は口腔内の機能時にも変形するといわれています。
その剛性のない入れ歯は食事をする時に変形してしまい、「うまく噛みきれない感じ」を与えてしまいます。
軟らかい素材での無口蓋入れ歯の製作は、仮に吸着が得られたとしても噛みにくい入れ歯になります。
そして、その結果、長期的に変形を起こす入れ歯は、堤を吸収させ、入れ歯の破折にもつながるのです。
一方、金属床の入れ歯で剛性が十分に確保された場合、外れにくく安定感がある無口蓋義歯が完成するのです。
2016-02-26