A. 歯が抜けてしまうとそれと同時に歯を支えていた歯肉と歯槽骨という顎の骨も無くなってしまいます。総入れ歯の方は全ての歯が抜けている状態なので歯がある人よりも歯肉の高さも全体的に低くなってしまってます。入れ歯を作る時は元の状態の噛み合わせを探していき、入れ歯の床(ピンクの部分)の高さを決めます。無くなってしまった歯肉を再現する難しい作業です。リアル感を追求、自分の理想とする形があるようであれば、保険の入れ歯で作る事には限界があります。それは入れ歯作りのほとんどが外注してしまうので細かい調整が院内では難しいのです。そして歯を並べて入れ歯は完成します。
歯があった時の状態を再現できたところでさらにシワ伸ばしの要望があれば入れ歯の床の部分の頬側、ピンクの所にさらにピンクの材料を盛りたす事も可能です。限度はありますが口の中から頬を膨らますような形の入れ歯ですとほうれい線や細かいシワを伸ばすことも可能です。
2015-06-04