A. 入れ歯を初めて入れる人は違和感による刺激で唾液が通常より多く出過ぎてしまう事がありあます。そして入れ歯に慣れてくると通常の唾液量に戻ってきます。入れ歯を入れていて唾液が減る原因について考えられる理由は加齢以外に2つあります。
1つは、合わない入れ歯を使い続けることです。唾液を増やすには良く噛んで脳を刺激する事です。ですがゆるかったり、当たって痛かったりと快適ではない入れ歯を何となく使用しつづけていると自分ではよく噛んで食べているつもりでも、快適な入れ歯の半分程度の咀嚼力でしか食事がとれていない事もあります。そうなると脳の刺激も半分程度しかいかないので唾液の量も減ってきてしまいます。
2つ目は、入れ歯の床(ピンクの所)が大きすぎる事です。口の中にはいくつかの唾液腺があります。その唾液腺を大きい入れ歯がふさいでしまっている可能性もあります。また、舌が動きにくくなるので唾液があまり分泌されなくなってしまいます。
ゆるみや、当たって痛いなどの症状が無く良く噛めて自分の口の大きさにあった入れ歯を使用すると唾液量が通常量に戻ると思います!
全身疾患が原因での口腔乾燥症は入れ歯では治らないことがありますので主治医にご相談ください。
2015-06-04