A. Tさんは、幼馴染の女友達から、ショックな事を言われてしまいました。
友達 「あら、入れたのね」
Tさん 「何が?」
友達 「入れ歯よ、入れ歯、具合いどう?その先生、上手なの」
Tさん 「どうして、入れ歯入れたことが分かったの?」
友達 「『バネ』が見えているじゃない」
Tさん 「まぁ!だから、入れ歯は入れたくなかったのよ」
友達 「『私、入れ歯入れました。見てください』と宣言していると同じよ」
Tさん 「入れ歯の『バネ』って目立っていたのね、でも、金属が見えたぐらいで、すぐに入れ歯と見抜くなんて、あなたすごいわね」
友達 「私も入れているから、ついつい見ちゃうのよ」
Tさん 「あなたも入れ歯なの!全然わからなかった」
友達 「そうよ、でも、入れ歯には見えないでしょ、上手な歯医者さんで作ったから、費用は結構したけど」
Tさん 「その先生、私にも紹介してくれない」
こんな会話があったようです。
歯が無くなり入れ歯を入れようとすると、総入れ歯でない限り、金属のバネがかかった部分入れ歯が入ることになります。
奥歯がなくなれば、前歯にバネがかかります。犬歯(糸切り歯)は特に歯根が長く最後まで残る確率の最も高い歯で、歯列(歯並び)で両方のコーナーに位置する歯です。犬歯は他の歯に比べてバネがかかるによって口の開閉の度にバネが唇に触れ、違和感が多く、笑うと目立つのです。
バネを目立たなくする方法やバネのない入れ歯を作ることは、残った歯を利用することで可能になります。
ぜひ、入れ歯を作る前に、『バネ』について歯科医と相談してみてください。
2015-05-22