みなさんこんにちは!
今日は院長先生と皆で”完璧な無痛治療”を実現するために、自分たちの口で実験を行いました!
歯の治療をする時に全く痛みが無かったら、不安や恐怖心無くリラックスして治療に臨めますよね?当院ではそのために様々な工夫をしています(^^)
痛みなく治療をするためには局所麻酔が必要不可欠です。皆さんご存知かもしれませんが、局所麻酔は極細の注射針を歯肉に刺さなければなりません。髪の毛と変わらないくらい極細な針ですが、刺す時はわずかに「チクッ」とします。この「チクッ」さえ感じなく麻酔ができたらどんなにいいでしょうか(^O^)
そのために歯科には、歯肉の感覚を痺れさせる表面麻酔というものがあります。
まず一つは”ジンジカインゲル”という表面麻酔のクリームです。塗ると歯肉や粘膜の表面がしびれて感覚がなくなります。
そしてもう一つ、当院で取り入れたのはシールタイプの”ユーパッチテープ”というものです。口の中をよく乾燥させてシールを貼るとじんじんしびれてきます。
そしてもう一つは”キシロカインゼリー”というチューブに入ったゼリーです。胃カメラの時等に異物感や嘔吐反射を防ぐため、喉に塗ったりするそうです。
もちろん三つ共使用時の痛みはありません。塗ったり貼ったりするだけです♪
今回はこの三種類の表面麻酔の速度や効果の持続時間を自分の口で実験です!!
まずは定番”ジンジカインゲル” です。クリームを塗った数秒後にはどんどん温かくなってきて、ビリビリとしびれてきました。ほっぺた全体や、舌、クリームが流れた喉までしびれて感覚がなくなっていきます。味は甘いバナナ味です。
そして次は”ユーパッチテープ”です。貼るのが少し大変ですが、貼った部分は特に変化なく感じます。本当に効くのかな??
三つ目は”キシロカインゼリー”です。味や匂いは全くありません。喉に流れてくることもなく、塗っていることを忘れてしまいそうです。
五分経過して、器具で歯肉をつんつん触ってみます。なんと!三種類とも痛みを全く感じません。何もしていない部分はちくちく痛みます。テープやゼリーは「効いてる!!」という感じがあまりなかったのに、こんなに感覚がなくなるなんてすごい!
三種類を比べてみた結果、効果が表れる速度や持続時間は大差ないように感じました。
それぞれを適切な方法やタイミングで使用し、表面麻酔がピークに効いている時に局所麻酔を使用する事が大切だと思います。
使用感についてはそれぞれに特徴があります。
その時治療する部位や歯の本数、患者様のご希望によって使い分けることができますね♪
今回自分の口で身をもって体験することで、実際にやられてみないとわからないたくさんのことがわかりました!完璧な無痛治療に一歩近づけたように感じます♪当院ではこれからも患者様のお気持ちに沿えるよう、研修を重ねていきますね(*^_^*)
2016-07-18