今日は先日行った横浜の日本国際歯科大会での講演の内容についてお話します。
日本国際歯科大会ではたくさんの講演がありますので、その中から興味のある講演を選びスタッフ皆で勉強してきました!
その講演の中の一つが歯科衛生士になって30年という女性の方の講演で、
「プラークコントロールを達成するためのコツとツボ」というテーマのものです。
プラークコントロールというのは、プラークは「歯垢」、
いつも皆さんが歯磨きをして取り除こうとしている虫歯菌の死骸や細菌、食べカスなどから出来たのが「歯垢」です。
聞いただけでゾッとしますよね!
そしてコントロールは直訳すると「調節する」といった意味ですので、そのままの意味ですと、
「歯垢を調節する」という意味になりますが、
ここでいうプラークコントロールとは、「歯垢の発生を予防する」という意味です。
要するに、健康な口の中を保ちましょう!!ということなのですが、
いったいどのようなことをすればいいのか・・・
それはずばり!歯磨きです!!
みなさんも歯医者に行ったことがあれば1度は経験があると思いますが、
歯医者で歯科衛生士から歯磨き指導を受けたことはありますよね?
でも指導してもらったものの、続かない・うまくできなくて嫌になる・やっているつもりでできていない・・・そうして、気付いてみれば虫歯や歯周病になってしまう・・・なんてこともありえます。
こういったことを防ぐためには衛生士には何が出来るのだろう、という内容のお話でした。
あさひクリニックの患者様の中には毎回キレイに磨けている方もいれば、何度も磨き方を伝えても磨けていない方や、やればできるのにやらない方もいます。
そこには「頑張ろう!」というモチベーションが大きく関わっています。
でもどんなことでもモチベーションを保つのはとても難しい事ですよね!
例えば、歯磨きが出来ていない患者様にただただ「出来ていませんよ。磨けていませんよ。」
と否定の言葉をかけたところで、患者様は叱られている気持ちになってモチベーションは下がる一方ですよね。
そこでまずひとつ、その患者様に合った歯ブラシを見つけてあげるというのはどうでしょうか?
患者様それぞれ口の中は違うので、歯ブラシも形、硬さのあったものを使うのが一番です。
あさひクリニックではその患者様に合った歯ブラシを衛生士からお伝えして、さらにどのように使って磨くか実際にそのブラシを使って指導していきます。
磨き方にも、歯の面を磨くやり方、歯周ポケットが深い方の磨き方など、磨き方もいろいろありますので、その方に合った磨き方をお伝えしています。
その後、結果が出ると患者様も自分の手で良い状態に出来たという喜びを感じ、継続に繋がっていきます。
継続していくと磨き終えた時のお口の中の爽快感が気持ち良くて磨かずにはいられなくなりますよ♪
私も自分に合った硬めの歯ブラシでのブラッシングとフロスを欠かさずおこなっています。
歯磨きってとても気持ちいいですよ。
皆さんも是非!プラークコントロール!頑張っていきましょう。
2014-11-21