皆さんはじめまして、こんにちは。これからわたしたちのブログがスタートします。
私は歯科衛生士になって8年目、あさひクリニックに勤めだしてからも8年目になります。今日は、数ある職業の中からなぜ歯科衛生士を志したのかについて、皆さんにお話したいと思います。
ついこの間専門学校に通っていたような気がしますが、あっという間ですね。
私は小学生の頃から歯科衛生士になりたくて、憧れの職業でした。というのも歯並びが悪くて、母親に歯の矯正をすすめられたのがきっかけなのです。
当時小学校三年生、9歳だった私はよくわからないまま母親について行きました。家の近くにある矯正専門の歯医者さんです。できたばかりのその歯医者さんはとても綺麗で清潔感があり、ソファーや洗面所など、置いてある物がオシャレでした。虫歯の治療で通っていた歯医者さんとは違って、「怖い所」という嫌なイメージが無く、なんだかいい香りまでします。まるで歯医者さんじゃないみたい!そこに、綺麗で優しそうなお姉さんが登場です。
「こんにちは。今日は痛いことしないから安心して大丈夫だからね。」その一言で不安な気持ちが吹っ飛びました。「矯正ってどんなことをするのだろう?」「痛いのかな、嫌だなぁ。」そう思っていた気持ちが一気に楽になりました。
その日は歯型を取って、歯みがきのアドバイスを受けました。歯型を取る為の冷たくてやわらかい粘土の様な物をお姉さんがどこからか持ってきて私の口の中を型取りしてくれます。この粘土の様な物は何だろう?どこから持ってきたのだろう?どうして口の中に入れると固まるのだろう?イチゴの匂いがする。スースーする。小学生の私は興味津々です。
続いて大きな鏡のある洗面台に移動です。いつもの様に歯みがきをしてお姉さんに見せます。「ここは縦に動かした方がもっとキレイになるよ。」優しくアドバイスしてくれるお姉さん。きっとお姉さんは上手に歯みがきができて口の中もキレイなんだろうな。私もお姉さんみたいに上手に歯みがきができるようになって、キレイな歯のステキな女性になりたい!!
そしてできあがった私の歯型の模型を見ながら、歯並びの説明をドクターから受けました。母親と相談をして、矯正治療を受けることを決意しました!私は上下で歯並びを治さないといけないとのことで、トータルで3~4年間、月に1回通わないといけないそうです。でもステキなお姉さんのいるステキなこの歯医者さんなら頑張って通える気がする!!そうして決意したのでした。
矯正治療は、歯の一つ一つに小さなボタンの様な物をつけます。昔は銀色の金属でしたが今は透明のプラスチックになり目立たなくなりました。そのボタンに針金を引っかけて固定します。歯を動かすわけですからやっぱり痛みます。月に1回歯医者さんに行って針金を強くしめつけます。その日や次の日は、食事するのも痛くて大変です。なので嫌な気持ちもありました。けれどもステキなお姉さんのいるあの空間に行くのはとても楽しみでした。白い白衣を着たお姉さんの仕事を観察です。私もやってみたいという興味がどんどん湧いて憧れは止まりません。私もお姉さんの様な歯医者さんで働くお姉さんになりたい!!
母に相談してみると「歯科衛生士」という職業があることを教えてくれました。幼い私は「歯科衛生士になりたい」という思いを胸に成長し、小学校を卒業すると同時に、無事に矯正治療も終えることができました。小学校の卒業アルバムにも歯科衛生士になりたいという内容の作文を書いているのですよ。晴れて綺麗な歯並びで中学校に入学し、高校、歯科衛生士の専門学校と卒業し、国家試験を受けて合格することができたのでした。
以上が私が歯科衛生士になったきっかけです。私も、あの時のお姉さんのように誰かの憧れとまでは言いませんが、誰かに影響を与えられるような、きっかけ作りができるような歯科衛生士になれたらいいな、と思っています。例えば歯を磨くきっかけ、新しい治療を始めるきっかけ、歯医者さんに通うきっかけ等です。そして患者さんにとって心強い味方でいたいです。先生には言いにくい様な質問、相談もいつでもお待ちしています♡
これからも目標を胸に、頑張るぞ!今歯医者さんに通っている皆さん、これから通う皆さんも、一緒に頑張っていきましょうね!
2014-10-15