技工士ブログ

うちの婆さんの総入れ歯

70代の男性の患者さんです。歯周病で歯がグラグラになるまで放っておいたために、どこの歯医者で入れ歯を作っても合いません。
糖尿病でインプラントを埋入することも出来ず、あさひクリニックに来院された患者さんです。
患者さん「この前は、予約を変更して悪かった。うちの婆さんが、1月16日に、98歳で、亡くなってね、去年の暮れから亡くなった人が多かったらしく、火葬場が混んじゃってね、
2週間も冷凍しておけないから、急いで火葬してから葬式を出したんだよ
うちの婆さん、7か月前までは、元気にしていたんだ、転んで、大腿骨を骨折して歩けなくなってから、急に具合が悪くなってね
うちの婆さんも総入れ歯だったけれど、ぴったりしていて、俺なんか、とっくに諦めていた煎餅なんかもバリバリ食べていたなぁ」
私「歯周病で歯槽骨が溶けて無くなる前に歯を抜いてしまった人は、入れ歯が乗る歯ぐきがしっかりと残っているので入れ歯が作りやすいのです。
逆に、患者さんのように,歯周病のまま、歯をギリギリまで残していると、入れ歯が安定する歯ぐきがなくなり、入れ歯作りが難しくなり、合いにくくなるのです」
患者さん「そういや、うちの婆さん、40歳ぐらいには、総入れ歯入れていたなぁ」
私「98歳は長生きでしたね」
患者さん「母親に、これで充分ということはないよ。結婚してから47年間、ずっと、同居していた妻も、今は気が抜けたみたいでさ
うちの婆さんは、なんでも一人できると言って困らせていたよ、目を離すとウレタン製の湯たんぽをストーブにかけてしまってね
何度言っても昔のスチール製の湯たんぽのような使い方をして、焦がして、蓋したままなら、爆発するとこだよ、歳を取ると何を仕出かすか、わかったもんじゃないよ
だけど、いつも心配していたことが、心配しなくてよくなると、ひとつ仕事が少なくなったようで、おかしなもんだね、これからは、噛める入れ歯を作って、妻と美味しいものを食べに行きたいね、うちは、長生きの家系のようだから
患者さんが「うちの婆さん」というたび、母親をなくした寂しさが伝わってきました。幾つになっても母親は、母親なのですね
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東京都品川区西五反田1丁目28番3号ハイラーク五反田1004号
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■診療科目:入れ歯(義歯)治療専門歯科医院
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