現代人の豊かな食生活は、糖分の多い加工食品やファストフードの普及と共に、噛む回数を著しく減少させてきています。
弥生時代の古代食を再現してみると、噛む回数では現代食の6倍、食事に要する時間は、5倍ということでした。
具体的には、弥生時代の食事では1回に噛む回数は約4千回、現代人は6分の1の600回であることが解っています。
理想的な食事法とは、食事中は緊張を解き十分な時間をかけ、楽しみながら良く噛んでたべることです。そうすることで、唾液や胃液の分泌を促し食物の消化吸収を高めることができます。いわゆる、家族団らんですね。
噛むという行為は、想像以上に健康によい影響をおよぼします。良く噛み、ゆっくり味わうことで、食べ物自体の味が微妙に変化することに気付きます。
噛むということは、歯や顎を強くするばかりではなく全身の皮膚や血管の細胞を活性化させ老化を防ぎます。
また 脳の働きなど全身に及ぶ健康の維持・向上に密接に関係しているのです。
2015-01-01