先日、クリント・イーストウッド主演の「人生の特等席」という映画を観ました。
メジャーリーグの年老いたスカウトマンの物語です。クリント・イーストウッドが演じるガスの娘ミッキーと恋に落ちるジョニーを見て
「誰かに似ている、そうだ」 あさひクリニックの患者さんのAさんに似ているのです。
Aさんは、60代の元プロ野球選手で、ピッチャーをされていました。
野球の練習中に顔にボールが当たって歯が欠けたり、速球を投げるために強く歯を食い縛り、噛むことで自分の歯を次々とダメにしてしまったのでした。あわない入れ歯で食べるステーキは拷問だったそうです。初めは入れ歯の支えになるインプラントを考えたのですが、購入予定のポルシェを諦め、固定式の歯にしました。
映画の中のジョニーも元メジャーリーガーのピッチャーで肩を壊して引退してスカウトマンになるのでした。そのジョニーを演じているのが、ジャスティン・ティンバーレイクという俳優さんです。
もう一人、Nさんは、60代の女性です。今まで歯科に抵抗があり、治療を受けることができませんでした。歯科の治療をおこなう椅子に腰かけることや椅子を水平に寝かせることができませんでした。少しずつ慣れて、患者さんのペースで治療を進めていきました。
治療は、手付かずだった歯の治療と歯のないところには入れ歯を入れました。本来の自然な口元に戻すことができて、患者さんにも喜んで頂きました。
Nさんのふとした表情が私の好きな女優のメリルストリープに似ているのです。
「ソフィーの選択」という映画のソフィーのような気品があります。
私が、スタッフに「二人とも似ていない」と聞いてみると「うーん」と微妙な返事でした。そう見えるのは私だけでしょうか?
実は私も、患者さんに「技工士さんコピーライターの糸井重里に似てるね」とよく言われます。
大変光栄なことです。多方面で活躍される、糸井さんのように人の心をつかむ、文章を書ければこのブログも面白くなるのですが、そうはうまくはいきません。
よろしければ、このブログの最初に私の写真がありますのでご覧になってください。
2014-12-25