A.歯科医院でおこなう噛み合わせの検査は、咬合紙という10~40μのカーボン紙を噛ませ、歯に付いた色の濃淡で接触状態と噛み合わせの強さをチェックする方法と歯並びにあわせた検査用のブルーシートワックス0.35ミリを噛ませ、上下の歯の接触部分をチェックする方法です。
その他に、薄くて丈夫な12μのオクルーザル・レジストレーション・ストリップを使って、歯1本ずつ噛んだ状態で引き抜き試験検査をおこない、歯の接触の強さを確認します。
口腔外での検査方法としては、模型や入れ歯を咬合器(噛み合わせを口腔内に再現する装置)に装着します。そのうえで口腔内では検査しにくい、舌側・奥歯の接触状態・顎の動きを観察するリマウント法があり、噛み合わせのズレを正確に診査するには最適な方法ですが、この方法は使用している入れ歯をその場で咬合器に装着し検査をおこうため、素早い技工操作が必要になり歯科医が診療の合間にできるほど簡単な作業ではありません。
この検査をおこなうには、歯科医院に、技工士がいると大変、操作が精密、スムーズにいきます。
次の定期検診には、リマウント法の噛み合わせ検査を受けられてはいかがでしょう。
2016-04-15