A.入れ歯の歯が噛み合っていても、患者さんには噛んでいるのか、噛んでいないのか分からない時があります。
特に薄い食べ物を食べた時です。
ある程度の厚みや硬さがある食べ物は、入れ歯で覆われている口腔粘膜からの刺激が顎に伝わりますが、薄い食べ物では天然歯のような顎に噛んだ刺激が伝わりません。
天撚歯なら、0.06㎜(髪の毛)でも噛んだことを感じることができます。
入れ歯を使い続けると歯が擦り減り、噛み合わせが低くなります。
ご自分で爪楊枝を右、左、前と噛んで、十分に噛めたという感触が得られますか?
入れ歯だからと諦めないでください。
かかりつけの歯科医院で一度、入れ歯の噛み合わせの精密調整をしてください。
2017-02-10