A. 初めは、よく合っていた入れ歯でも、使っている内に少しづつ、痛くなったり、ゆるくなったりと不具合が出てきます。
こんな症状が出始めたらたら、要注意です。
○食物が噛み切れなくなった
入れ歯を長く使っていると、入れ歯の人工の歯の部分が、すり減って溝がなくなり平らになってしまいます。
そうなるとレタスや青菜などが噛みきりにくくなります。
同じに噛んでいても食物が切れなくなるのです。
○粒状の食べ物がはさまることが多くなった
イチゴ・キウイ・トマトの種、噛んで砕けてかけらになった煎餅・落花生・アーモンド、豚カツの揚げたてのパン粉などが、入れ歯と歯ぐきの間にはさまると、飛び上がるほどの痛みになります。
そんな時は食事を中断し、入れ歯をはずして洗わなければなりません。
○はずれやすくなった
歯ぐきにおおわれている顎の骨が痩せていくと歯ぐきもだんだんと痩せて低くなります。
歯ぐきがやせると、入れ歯と歯ぐきの間にすき間ができて、入れ歯が合わなくなったり、はずれやすくなります。
○噛むときに痛むようになった
歯ぐきやあごの骨が痩せていくことで、入れ歯の安定が悪くなります。
食事中に入れ歯が動いて、噛むと歯ぐきを傷つけて痛むのです。、また、下あごの場合、神経に近づいてくるため、症状の一つとして、痛みが現れることがあります。
以上のように、さまざまな要因で入れ歯はだんだんと合わなくなってきます。入れ歯安定剤を利用して、だましだまし合わない入れ歯を使い続けると生活の質も低下してしまいます。
ぜひ、症状が軽いうちに歯科医に相談してください。
2015-09-03