A.ご自身の歯がある時に歯ぎしりをしていた癖をお持ちの方は、総入れ歯になっても歯ぎしりをすることがあります。
歯ぎしりは、睡眠中や何かに集中している時などに無意識下で行ってしまうので、意識して止めることができません。
天然歯が摩耗して削れてしまったり、大きな力がかかってダメージを受けてしまうなどのデメリットがあります。
では総入れ歯の場合はどうでしょうか。
入れ歯に使われている白い歯の部分は様々な材質がありますが、歯ぎしりをすることで、どの材質もすり減ってしまいます。白い歯がすり減ってしまうと噛み合わせが狂ってしまったり、発音にも影響が出てしまいます。
また、あごの関節や筋肉が疲労し、炎症を起こしてしまう顎関節症になってしまうこともあります。顎関節症になってしまうと、口を開けにくくなったり硬い物が噛めなくなったりといった症状が出てしまいます。
寝ている間の歯ぎしりを防ぐには入れ歯用のマウスピースもありますが、歯ぐきを休ませたり、細菌の繁殖を防ぐためにも、入れ歯を外してお休みになることをおすすめします。
2016-11-16