A. はい。
歯茎は入れ歯を支える為にとても大切な役割をしていますので、歯茎の状態が変わると入れ歯に影響が出ます。
さて、歯茎が痩せる、下がる原因とは何かご存知でしょうか?
一番の原因は加齢です。
歯茎は一般的に10年で2ミリも下がると言われています。
つまり、20代の頃の歯茎と比べると60代の方の歯茎は8ミリも歯茎が下がっていることになります。これはどんな人でも同じです。
ですので、例えば15年前に作った入れ歯を使っている場合、歯茎は3ミリも下がっている為入れ歯がピッタリ合わなくなってきている可能性が高いのです。
また、その他にも歯茎が痩せる原因は多々あります。
例えば、部分入れ歯やマグネット式の入れ歯を使っている場合には、歯周病によって歯茎が退縮してしまうことがあります。
その他にも、噛み合わせの影響で歯肉が退縮することもありますし、体重の大幅な減少など身体的なことも歯茎と大きく関係があります。
そもそも、入れ歯は歯茎にピッタリと合うように作られています。
ですので、歯茎が変化した場合には入れ歯も変えていく(合わせていく)必要があります。
また、大きくお口の中が変化してしまった場合には入れ歯を調整するよりも新しく入れ歯を作製した方が良い場合もあります。
ただし、ちょっとした変化であれば入れ歯の内側から材料をはるなどして歯茎に合うように調整していくことも可能ですので、歯茎が痩せたからといって全てが作り替えということは決してありません。
2015-06-04