A. 扱い方、また使用頻度やどの材質で作られているかによって入れ歯の寿命には差があります。
例えば、レジン床(プラスチック)の入れ歯と、金属で補強されている金属床では咬合に対する耐久性がそもそも異なります。
又、男性や女性、小柄な方と大柄な方によっても噛む力は違ってきます。
例えば、噛む力が強くしっかりとしている人ほど食事はよくできますが、入れ歯に対する負担や摩耗も大きくなります。
ですので、一概に何年で必ず作り替えましょう、ということはありません。
入れ歯はよく靴と同じように例えられます。
歩きやすい靴ほど沢山その靴を履きますよね。
すると、靴を履きつぶしてしまうことがあるかと思います。
また、毎日履くからこそ10年履き続けられた靴というのも中々ありませんよね。これは入れ歯も同じです。
大切に扱っていたとしても壊れてしまう日は必ずやってきます。
また、人によって個人差がある為はっきりとは言えませんが、約5年をめどにして入れ歯は修理や修正が必要になってきます。
その後、修理や修正を繰り返して入れ歯を使っていくことはもちろんできますが、修理には限界があります。
また、お口の中も5年で1ミリ骨が下がると言われている為、「入れ歯が合わなくなってきた」「修理を繰り返している」という様な状態になった場合には入れ歯を作り替えた方が良いでしょう。
合わない入れ歯を使い続けることは身体にも精神にも影響を及ぼします。
また、老朽化した入れ歯ではある日パキッと割れてしまう可能性もゼロではありません。
そのような事態にならない為にも、「そろそろ作り替えが必要かな?」と、自分の入れ歯と向き合うことが大切です。
2015-06-04