あさひクリニックの患者さんには、ご自分で入れ歯を削った経験のある患者さんがいます。60代の女性の患者さんです。
あさひクリニックで新しい入れ歯の作り替えを完了、十分な調整も済みました。
患者さんも入れ歯を上手に使いこなせるようになりました。
これからは定期的に検診に来て頂き入れ歯の具合を見て行くことになりました。
そして、何回目かの定期検診の時です。
「いらなくなりました。技工士さんにあげます。使ってください」と5本のヤスリのセットを頂きました。
今までの合わない入れ歯を患者さんご自身で削るのに使っていた愛用のヤスリのセットでした。半丸の断面形状のヤスリをよく使っていたようです。
そのヤスリは、今も大事に技工室の引き出しにしまってあります。
「餅は餅屋」で、調整は歯科医の仕事、入れ歯の修理は技工士の仕事です。
そして、患者さんは上手に調整された入れ歯で快適な生活を送ることが仕事です。
2015-07-01