入れ歯での嘔吐反射に悩まれている患者さんは、意外と多いのです。
嘔吐反射には、
1 口の中に入れられる歯科のさまざまな器具が触れるだけで嘔吐反射になる患者さん
2 歯ブラシで奥歯を磨こうとして、歯ブラシが柔らかい粘膜に触れるだけで吐き気がする患者さん
3 歯科のゴム手袋の臭いで吐きそうになる患者さん
4 歯型の型取り(特に上顎)時に吐き気がする患者さん
5 治療や型取りを頑張って、入れ歯まで作ったが、入れていると気持ちが悪く結局
入れ歯を外して使わないでいる患者さんがいます。
どんなに嘔吐反射が強い人でも、硬い板チョコならば、口の奥に押し込んでも吐き気はしないので精神的な因子が大きく関与していると言われています。
同じように精神的な因子が関与する、吃音があります。
吃音は精神的な緊張に起因すると言われていますが、嘔吐反射と同じで吃音の原因や病態はよく分かっていません。
治療法には、言語聴覚士が行う言語療法の他にも、呼吸法、脱感作療法、薬物療法などがあります。
そのなかでも、脱感作療法は、
吃音で、どもる人でも猫に向かって話す時は、どもりません。
猫で大丈夫なら人形を相手に話す訓練をし、それでも明るくて人形がはっきりと見えると、どもってしまうので、最初は部屋を暗くして、徐々に明るくする、
そして少しずつ、抵抗力をつけていくのが脱感作療法です。
簡単に言えば、徐々に刺激に慣れさせて、最終的には。正常な人と同じような状態に持っていく、治療法です。
そんなことで、吃音が治ってしまうのかと思ってしまいますが、
入れ歯の嘔吐反射もこのような治療のアプローチができないものかと思います。
患者さんが百人いれば、百通りの症状と性格があります。
もうダメだと匙を投げたところから、本当のリハビリが始まるのではないのでしょうか、
「きっと、よくなります」じゃなくて、「今よりは、よくなるのには、間違いないのです」
リハビリがうまくいった時は、一緒に喜び、失敗した時は、さらに工夫を重ねる、
そのことが、あう入れ歯へのリハビリです。
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2015-04-30