A.笑ったときに口角(上唇と下唇の接合部)の内側と入れ歯の歯の並びとの間に、暗く見えるすき間ができる方がいます。
そのことで唇に対して歯の並びが小さく見えて、物足りなかったり、暗いイメージが生まれます。
これは、上顎の歯が抜けることで上顎は頬側(外側)から歯ぐきが痩せ、その歯ぐきに合わせて、入れ歯の歯を並べると元の位置より内側に並びます。
この暗く見えるすき間は、入れ歯の歯を小臼歯から大臼歯にかけて広げて並べることで改善できることも多いのです。
この暗く見えるすき間をなくすことで笑ったときに、歯並びが口元全体に広がり笑顔が明るく、自然な口元になります。
入れ歯を仕上げる前に、おこなう精密排列試適の段階で、暗く見えるすき間をきれいに仕上げてもらうために一度、歯科医や技工士に相談してみましょう。
2016-10-21