A.朝から夕方まで一日お時間をいただいて、その日のうちに歯を抜き、入れ歯を作らせていただくことが可能です。
通常、入れ歯の作製にはお口の中の型取り、噛み合わせや歯並びの確認、適合を見させていただく段取りが必要になりますので、2~3回来院していただかないといけません。
しかし、抜けてしまいそうなほどグラグラな歯がある場合は、一番最初に歯型を取る際に材料と一緒に歯が抜けてしまう可能性があります。そのまま歯無しでお帰りになっていただくわけにはいきませんので、そのようなリスクのある方には前もってこちらの治療法を提案させていただいています。
★治療の一例
まず来院していただいたら、グラグラしていて抜かないといけないと診断された歯に無痛の局所麻酔をします。麻酔がしっかり効いたところで、歯型を取ります。この際、万が一材料と一緒に歯が抜けてきてしまっても、麻酔が効いているため痛みや不快感はありませんので安心してください。
そうして取った歯型を利用して、技工士が入れ歯作製に入ります。
その間、ドクターによる抜歯が行われます。
抜歯の本数が多い場合や、局所麻酔、治療が苦手な患者様には,“静脈内鎮静法”というリラックスする点滴を打ちながら施術を受けることができます。
穏やかな気持ちでうとうと寝ている間に治療が終わってしまうので、とても楽だと好評です。
血圧や脈拍なども測定しながらできますので、持病がある方でも安心です。
抜歯が終わったら、ゼリー等の簡単な軽食をとっていただき、入れ歯の完成を待ちます。
入れ歯が出来上がったらお口の中に合わせて調整をしていきます。傷口に刺激にならないように、優しいフワフワなクッション材で中を合わせていきます。
つまり、痛みなく、新しい入れ歯をはめてお帰りいただくことが出来ます。
いかがでしょうか?
後日、傷口が落ち着いてきますので、その後の歯ぐきの治りによって入れ歯の内面を少しずつ合わせていき、歯並びや歯の色、形等も可能な範囲でご希望に沿えるように調整していきますので、グラグラな歯でお食事に苦労されていた方や、口を開けて思いっきり笑えなかった方も、機能的、審美的な回復が実感していただけると思います。
自由診療ならではの一日でできる入れ歯治療です。ぜひご検討ください。
2017-02-10