A. 入れ歯の”床”と呼ばれる部分(歯茎を覆うピンクの部分)には、二種類の材質があります。1つはプラスチックです。”PMMA系レジン樹脂”というプラスチックを使うので”レジン床”と呼ばれます。
レジン床の入れ歯は健康保険で作ることもできます。
もう1つは金属です。
チタン等の軽くて身体に優しい金属が使われます。
こちらは保険がきかないので自費治療で作ることになります。
それぞれにはメリット、デメリットがありますのでご紹介します。
レジン床義歯のメリット
保険がきくので安価である
修理、調整がしやすい
レジン床義歯のデメリット
壊れやすい
耐久性が悪い
変色したり汚れが付きやすい
厚み、大きさが必要で異物感が強い
食べ物の味、温度を感じづらい
発音しづらい
金属床義歯のメリット
丈夫で壊れにくい
耐久性が良い
変色したり、汚れが付きにくい
薄く作れる
歯並びや歯の形、色等の融通が利く
食べ物の味、温度を感じやすい
金属床義歯のデメリット
自費治療なので高価である
大きな違いとしては、金属床は丈夫なので薄く作ることができ、機能性や快適性が高いですが高価です。
レジン床は壊れやすいので分厚く大きく作る必要があり、機能性、快適性が損なわれます。
入れ歯にお困りの方には金属床をおすすめします。
自費治療になりますので、ご希望に合った歯並び等、じっくり丁寧に時間をかけて作っていきますので良質な入れ歯が出来上がります。
2015-07-31