A. まず咬合力についてお話したいと思います。自分の歯の奥歯(健全な大臼歯)は約60~100㎏の噛みしめる力があると言われています。しかし入れ歯になると10~30kgぐらいに低下します。という事は入れ歯の噛む力が弱いという事です。
自分の歯で食事をとった時の咬合力を100%だとしたら、入れ歯は10%程です。ですがインプラントだと90%程の咬合力を発揮します。ほとんど自分の歯と変わりありません。
質問の、インプラント入れ歯は硬い物が噛めますか?とありますが、10%しか咬合力がない入れ歯で硬いお肉を食べても噛み切る力が入らないので、食べる事を断念してしまいます。ですが90%の咬合力を発揮するインプラントが入れ歯の補助になれば、入れ歯とインプラントが助け合って硬い物を噛みきる力が格段に上がります。噛みごたえを感じる事ができると思います。
あと入れ歯そのものの話になりますが、インプラント入れ歯にして物が良く噛めるようになり、硬いお煎餅などバリバリ気にせず食べたりすると、入れ歯の人工歯の部分がかけてします場合もあります。歯の材質にもよりますが、せっかく作った入れ歯なので無理ない程度に大切に扱いましょうね!
2015-07-08