A.定期検診は3~6ヶ月に一回が理想とされていますが、その間でも噛み合わせは変化してしまうことがあります。
入れ歯の白い歯の部分は「人工歯」と呼ばれ、プラスチックでできています。
例え上下総入れ歯でプラスチック同士が噛みあったとしても、人工歯はわずかに摩耗して削れてしまいます。
また、噛み合う歯がご自分の歯や被せ物がしてある場合ですと、エナメル質や金属、セラミックの方がプラスチックより硬いので、入れ歯の歯は削れてしまいます。
また、噛み方や、顎の動かし方に癖がある方はたくさんいらっしゃいますので、左右どちらかのすり減りが大きかったりと差が出てしまうことがあります。
このように、何不自由なく入れ歯を使えていたとしても、時間の経過と共に知らず知らずのうちに噛み合わせのバランスが崩れていることが多いのです。
そして噛み合わせのバランスが崩れてくると何が起こるのか?というと
・上手く噛めなくなる(噛めない食べ物がでてくる)
・噛むことで入れ歯が外れる
・噛んだ時にカチカチと音が鳴る
・顎がずれる
・口元、顔が歪む
・肩こりなど、身体に影響が出てくる
など、よくないことばかりです。
ご自身ではご不便がなくても、定期的に噛み合わせをチェック、調整することが入れ歯を調子良く、末永く使っていただける秘訣になりますね。
2015-10-22