歯みがきをする時に、目をつむっていますか、開けていますか
ほとんどの方は目を開けたまま磨いているでしょう。
私も目を開けて磨いていました。
一度、目をつむって磨いてみてください。
歯の本数、形態を思い描きながら磨くと効率よく磨けるはずです。
また、磨いた後を舌で触って磨き残しを探してみてみましょう。
それでは歯ブラシのとどく範囲の口の中を探ってみましょう。
水をつけた歯ブラシを口の中に入れてください。
そして目をつむって
歯は上に14本、下に14本あります。
親知らずが生えている人と生えない人がいます。
親知らずは上下両奥に1本ずつあり、4本とも生えていれば、全部で32本の永久歯があります。
上の方から順番に数えてみてください。
今度は下の方です。
全部で何本の歯がありましたか?
28本ですか?29本ですか?
それとも26本と抜けてしまっている歯がありますか?
歯科治療を受ける時もおなじです。
衛生士が奥から2番目の第一大臼歯のお掃除をして、
「ここが磨けていませんね」と言われても、あの辺かとイメージできるでしょう。
また、ご自分の歯型の模型を見ることでもイメージがつかめるでしょう。
いくら鏡をのぞき込むでも奥の歯や歯の裏側はなかなか見えないものです。
歯のことが分かれば、歯科治療はもう怖いものではないでしょう。
今では美容室の洗髪のように顔にフェイスタオルをかける歯科医院が増えています。
タオルの下で患者さんが目を開けているのか、閉じているのかが分かりませんが、
目をつぶって歯科治療を受けてみましょう。
今までは何をされているかが、わからないことが不安だったのです。
歯のことがイメージできていれば、肩の力を抜いて治療を受けることができるでしょう。
目をつむっての歯みがきから、始めてみましょう。
2016-12-08