みなさんこんにちは!
前回「誤飲、誤嚥」に備えての研修についてブログ記事を書かせていただきましたが、その後また別の方法について研修を行いましたので、ご報告させていただきます(^^)
前回の研修では、もしもお口の中に物を落としてしまったらどうするのか?というお題で、背中を叩くという対処法をご紹介させていただきました。
今回は別の対処法です。それはとても単純なのですが・・・ズバリ、「落とした物を吸い込む」という方法です。
普段の歯科治療でお口の中に溜まった唾液やお水を吸い込む時に使う「バキューム」は皆さんご存知だと思います。そのバキュームを使って、落とした物をスポッと吸い込むことができればスムーズですし迅速に対応できますよね。
しかし、バキュームは主に液体を吸い込むための物なので、落としてしまった物を吸えるほどの吸引力はありません。
そこで実際にも行われたことがあるというのが、「掃除機で吸い込む」という方法なのです!!
喉に詰まってしまったお餅を掃除機で吸い込むというお話は聞いたことがある方もいるかもしれません。それと同じで、喉の奥の方に引っかかってしまったものを取るには、掃除機で吸い込むというのです。果たしてどんな感じなのでしょうか?(^_^;)
早速院長先生と皆で試してみました。
まずお口の中に飴を入れた院長先生が診察台に横になります。そして体を横向きにします。唇には清潔なシリコン製のガードを装着し、手で覆った掃除機の先端を口に近づけます。そして鼻の穴を指でふさいでもらいます。恐る恐る掃除機のスイッチを入れました。すると・・・!
カラン!!と一瞬で飴は掃除機に吸い込まれていきました。掃除機の先端を口の中に突っ込むまでもなく簡単に吸い込まれていった飴。その速さに皆びっくりです!
掃除機の物凄い吸引力で口の中を吸われることに恐怖を抱いているスタッフもいましたが、実際に経験した院長先生いわく、怖くも痛くもなんともないとのことです。
ちょっとびっくりな方法かもしれませんが、簡単で安全なことは実証済みですし、練習しているので迅速に対応でき、もしもの時に役立ちそうです。みなさん安心してください♪
また新しい研修をしたらご報告しますね~(^^)/~~~
2016-09-21