みなさんこんにちは!
あさひクリニックではいつどんなことが起こってもいいように、もしもに備えての訓練、研修を行っています。
今週は「誤飲、誤嚥」に備えてです!
「誤飲、誤嚥」とは歯科治療中に誤って器具や材料等を患者様が飲み込んでしまうことです。胃の方に飲み込んでしまう場合と器官に入ってしまう場合があります。胃に入ったものは便と共に排泄されますが、器官に入ってしまうと取るのも大変ですし、患者様にも苦しい思いをさせてしまうのでどちらも絶対に防ぎたいですよね。
しかし小さな器具や材料を狭いお口の中で扱うことが多いので、いつ起こってもおかしくない事です。もしもお口の中に物を落としてしまったらどうするのか?その対処法はいくつかありますが、今日はそのうちの一つを院長先生と実習しました。
お口の中に落としてしまった物が喉の辺りに引っかかっているという設定です。実際に飴を口の中に入れてみました。
まずは頭(顔)を横に向けます。そして体も横向けに寝てもらいます。この時に驚いてまっすぐ起き上がってしまうと、完全に飲み込んでしまうのでNGです!
そして背中を思いっきり叩きます。叩く場所は肩甲骨と肩甲骨の間です。
「背中を叩きますね!」バンバン!バンバン!
意外とコツが必要です。手の平に力を入れて、しっかり叩きます。私はペチペチ叩いてしまい、痛いと言われてしまいました(^_^;)
しっかり叩くと痛いというよりも体に響く感じがします。そして咳が出てくるような感じがし、喉の近くにあった飴を吐き出してしまいそうになりました。
実際にやられてみると、どこをどれくらいの力で叩けばいいのかわかりました。
もちろんこんな場面にならないことが一番ですが、万が一何かあっても対処できるように様々な方法を勉強し実習しています。なのでご安心ください(^^)また別の方法も実習をしたら報告しますね♪
2016-09-16