A.院内に入れ歯歯科技工士が常駐しているメリットは、入れ歯が突然、破損しても、速やかに修理して治せることがあります。
通院回数を最小限にし、入れ歯が短期間で作れることもあります。
条件さえ整えば、一日で入れ歯を作り上げることも不可能ではありません。
しかし、入れ歯技工士が常勤している本当のメリットは、その時、審美を含めて患者様の顔の表情やしわ…など、実際見なければわからない情報を、毎回の入れ歯作製工程に、反映させることができることです。
実際に入れ歯を製作する入れ歯技工士が患者さんとご相談、ご要望をお聞きし、衛生士・歯科医とディスカッションを重ねながら、自然な入れ歯の形態を決定します。
入れ歯専門技工士が患者様の要望を含めたたくさんの情報を持っていればいるほど、入れ歯作りの技工操作はスムーズにおこなえます。
また、その情報を活かすことで、患者様の要望を反映したより良い入れ歯を作り出されるのです。
そのためには、熟練した入れ歯の専門技工士の経験と技術が必要なのです。
入れ歯を製作する過程で1度や2度、患者さんから話を聞いただけで、本当に患者さんが求める快適な入れ歯を作れません…
入れ歯専門技工士が歯科医師とともに二人三脚で、入れ歯作りの前から立ち合い、毎回、患者様の要望をお聞きし、入れ歯作りに反映させることで、入れ歯が完成します。
そして、装着されて、調整が済んで治療が終了した後も、製作した入れ歯が思い通りに機能しているかを、定期健診で常に立ち合ながら、見守っています。
快適入れ歯を末永くご使用いただくために、入れ歯作りにかかわった歯科医、技工士、衛生士が、患者さんの専属の医療チームとなり、サポート、見守り続けられる体制が最適でしょう。
2015-11-20