A. まず、入れ歯になってしまうということは歯を失ってしまった為だと思います。では、どのようにして多くの人は歯を失ってしまっているのだとおもいますか?実は歯を失う多くの原因は虫歯ではなく歯周病です。皆さんも一度はこの「歯周病」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。では、この歯周病とは一体どのような病気なのでしょうか。
虫歯は歯そのものが壊されていく病気ですが、歯周病は歯を支える歯槽骨や周囲の歯周組織が侵されていく病気です。歯周病の多くの原因は、歯ブラシの磨き残しによって、歯垢や汚れが残ってしまうことです。しかし、こうした磨き残しが原因ではなく、何らかの理由によって発症する歯周病もあります。
また、歯周病のそのほとんどが無痛性の為、気が付がつかずに進行している人も多くいるのが特徴です。歯茎が赤く腫れていたり、歯磨きの際に出血が見られる、歯磨きの後にも関わらず口臭がある、歯がグラつく、このような症状が診られた場合には歯周病の疑いがあります。
入れ歯にならない為には歯を失わないようにすることが大切です。歯を守っていく為には正しい歯磨きと定期的なプロによる歯の検診が必要不可欠です。生涯自分の歯で食事をしたい!もしあなたがそう思うのであれば、虫歯があってもなくても3ヶ月に一度は歯科でクリーニングと検診を行うことが効果的でしょう。
2015-09-03