A. はい、可能です。まず、審美性は人によって好みがあります。では、審美性のある入れ歯とはなんでしょうか。
例えば、口元のシワが目立たなくふっくらするような入れ歯や、若い頃の自分の歯並びに似せた入れ歯、歯並びが理想通りの入れ歯、入れ歯の歯の色を白くするなどがあげられます。
次に、機能性がある入れ歯についてです。機能性で一番大切なことは自分のお口に合っていることです。入れ歯が当たって痛いところはないか、噛み合わせはきちんと合っているか、実際に入れ歯できちんと食事ができるか等です。そして理想は、この両方を兼ね備えた入れ歯です。よくあるのは、審美性を追求するあまりに入れ歯が自分のお口に合っていないという問題です。
例えば、口元をめいっぱいふっくらさせようと入れ歯を作った為、歯が全体的に前に並んでいて、下の入れ歯と噛み合わせが合わない、などがあります。
これは審美性だけを追求しすぎてしまった為に、入れ歯がお口に合わなくなってしまった例です。
そして、こうならない為には審美性と機能性の両方を保てるところで入れ歯を作ることが大切です。
例えば、もし口元がふっくらとする入れ歯を作りたいのであれば、上下の噛み合わせがきちんと合うギリギリのところまでだけ歯を前に出してみてはどうでしょうか。これでしたら、理想の審美性にも近づきますし、機能性も損なわれないですよね。
このように、両方の機能性が維持できる状態で入れ歯を作れば、両方の性質を兼ね備えた入れ歯はできます。
2015-06-04