入れ歯も補聴器も人工物を身体に装着するという共通点があります。
先日「母が補聴器を新しくしたい」と一緒に出かけました。
以前も補聴器を聞こえにくい右の耳に付けたことがあります。
補聴器をつけると車の騒音や町の様々な音がうるさく聞こえる
食事をすると上下の歯がぶつかる音や物を噛む音が気になる
補聴器を装着しても離れた人の声は聞こえにくいと
結局、外している方が多かったのです。
せいぜい、デイサービスに出かけるときに使う程度でした。
相変わらずテレビの音量を高くして聞いていました。
補聴器の販売店に行きました。
認定補聴器技能者の資格を持って方が担当してくれました。
母の聴力を検査しました。
右の耳の聴力がかなり弱っているようです。
左耳の聴力も落ちていました。
技能士さんと相談をして、両耳に補聴器を使うことにしました。
母に使った感想を聞いてみると、片耳の時よりも聞こえる音に広がりが生まれよく聞こえるようになったそうです。
最近の補聴器はノイズを少なくする機能があり、両耳に補聴器を装着しても背後からの車のクラクションや自転車の音に気づくことが出来るのだそうです。
母を担当してくれた認定補聴器技能士さんが、
「補聴器を購入してくださった方が家族と一緒にテレビが見れるようになったり、
鳥や虫の鳴き声が聞こえるようになったりできれば、うれしいです」
入れ歯を作る技工士も同じです。
「患者さんが友達と楽しく会話ができて、おいしい食事ができたらうれしいのです」
もうひとつ、入れ歯と補聴器の共通点は、上手に使いこなすための練習が欠かせない
ということです。
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2015-04-03