Kさんの退職届の書かれた退職理由は、なんと歯周病の治療だったのです。
昭和４年生まれの今年８６歳の患者さんです。
Kさんが話された、これまでに受けた歯科治療を年代順に紹介します。
看護婦として千葉県内の総合病院に勤務されていました。
今は看護師と呼び名も変わりましたが、５６歳まで働きました。
仕事柄、食事も不規則で食後の歯ブラシも間々なりませんでした。
同じ家に住んでいる姉が、「あなたの部屋に入ると臭くて鼻を摘まみたくなるわ、
口が臭いからよ」というのです。
自分では気がつきませんでした。
それならと歯の治療に専念することにしました。
２１歳の時に副鼻腔炎になった鼻茸｛ポリープ｝の処置をしました。
３５歳の時から、東京医科歯科大学の保存科に３年半通院しました。
昭和６２年から洗足にある昭和大学の歯科病院で治療を始めました。
歯周病の治療と合わせて動揺がひどい歯は、抜いてコーヌスクローネ義歯を作りました。当時、昭和６４年頃で１００万円の治療費がかかりました。
しかし、のこした歯が次々に腫れるのですが、担当の先生がころころ変わり、
「様子を見ましょう」と何もしてくれません。
不信に思い担当医に紹介された五反田の歯科医院で診てもらうことにしました。
そして、「この状態では、苦労しますよ」と言われました。
そこで、腫れる歯を抜くことになりました。
この時期には私の歯は半分以下になっていました。
上顎の歯をマグネットにするために歯の頭の部分を切って低く金属の蓋を被せました。
その上に、チタン床の入れ歯をいれました。
しかし、すぐに真っ黒になってしまいました。
入れ歯洗浄剤が、原因ではないのかと製造元に問い合わせても解からずじまいでした。
チタンの金属から渋みを感じるようになりました。
錆びた缶コーヒーの味に近いかもしれません。
平成１３年に 帝国ホテルであったインプラントの説明会に行って、
一番前の席で話を聞いてインプラントの治療を考え始めました。
その頃、新聞で、あさひクリニックの本を知り本屋で注文しました。
本を読んで「この歯科医院なら」とアンケートを書いて郵送すると
５日後にあさひクリニックから、連絡があり相談に行くことになりました。
あさひクリニックでは、上下治療用入れ歯をいれました。
噛み合わせを改善し、唾液がベタ付く感じや味覚障害、口臭を
納得いくまで調整をすることで信頼関係を築くことができました。
ＣＴ撮影をおこない上顎に６本、下顎に４本のインプラントを埋入し、
固定式の上部構造を装着しました。
固定式にしたことで左の顎関節の違和感がなくなりました。
入れ歯の装着時に感じていた口腔乾燥も少なくなりました。
もっとも、悩んでいらした。口臭は完全に消失しました。
平成２１年のインプラント治療から、丸６年が過ぎました。
歯科治療との長い物語を途切れることなく、マシンガンのように話されました。
86歳とは思えません。お元気ですね。
先日も定期検診に来院されましたが、歯の具合は良好です。
Ｋさんの歯科医院めぐりの旅は、あさひクリニックがゴールです。
入れ歯（総入れ歯、部分入れ歯）専門の東京あさひクリニック・歯科
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TEL：0120-808-888 ／ 03-3779-2277
■診療科目：入れ歯（義歯）治療専門歯科医院
■最寄り駅：JR山手線五反田駅 下車 駅より徒歩2分
（都営地下鉄浅草線、東急池上線 五反田駅 下車 駅より徒歩2分）
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2015-03-30
