半年ぶりに定期検診に来院された。70代女性の患者さんです。
私「入れ歯の具合はどうですか?」
患者さん「上の入れ歯は、リンゴを食べた時に外れたりしたことがありましたが、少し薄く切って食べるようにしてからは、大丈夫になりました。お漬物やおせんべいも左を使ってバリバリ食べています」と良好に使えているようでした。
私「入れ歯で痛い所はありませんか?」
患者さん「痛くなく使えて、とてもありがたいです。技工士さんが上手だから。」とお褒めの言葉をいただきました。
定期検診では、歯科医師による入れ歯の適合状態と噛み合わせのチェックがあります。
入れ歯の洗浄と歯科衛生士による歯のクリーニングの後で、技工士が入れ歯の亀裂や破損が生じていないかチェックいます。
すると、下顎の入れ歯の右のマグネットが内蔵されている部分に亀裂が入り、入れ歯がカタカタしていました。そのことを患者さんに確認すると
患者さん「右で噛む時は恐いので、そっと噛んでいました。入れ歯を洗う時も気をつけて洗っていました」という返事でした。
そんな重要なことも、こちらが尋ねなければ、そのまま、使われていたことでしょう。
仕方のないことですね。患者さんにもペースがあります。
歯科医院に来ただけでも緊張して、聞かれたことだけに答えていたのでしょう。
この方は治療用義歯を6年間、使用していました。日常生活には問題はなかったのですが、入れ歯の耐久性には無理が生じたのでした。
金属床(金属の薄い板で、歯ぐきにフィットし丈夫な義歯)の作り替えをお勧めしました。
患者さん「自分でも入れ歯がどれぐらいもつ物なのか、入れ歯は何時が作り変えの時期なのかが分らなくて、壊れてしまうのを心配しながら使っていました。この治療用入れ歯は、限界ということですね、よく頑張ってくれました。その金属床という入れ歯で作り変えて下さい。」
患者さんは、入れ歯が痛くさえなければ、使い慣れている入れ歯を我慢しながら、使ってしまうことがあります。
定期検診は、車の車検同様に事故を未然に防いでくれているのです。
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2015-02-09