技工士ブログ

左利きの技工士

私が、左手でハンドエンジンを握って技工をしていると、その様子を見た患者さんが、「左利きの人は、器用なのですね。」とおっしゃいます。
あさひクリニックでは、患者さんと近い場所に技工室があり、技工作業をおこなっています。ですから、患者さんも技工士がどんな作業をしているのか見ることができますし、話をする機会も自然と多くなります。
左利きだから器用ということもないでしょう。昔は、強引に右利きに矯正されることで、両手が上手に使える人が多かったのです。私も細かい作業はどうしても左になってしまいます。絵を描いたり、ボールを投げたりも左手を使いますが、以外は右でも左でも同じ用に使えますが、それが、本当に器用かというと疑問です。
技工士になるためには、歯科技工士専門学校に通い国家試験に合格しなければなりません。私が入学した東北歯科専門学校には、技工士になるために生まれてきたような手先の器用な生徒が全国から集まっていました。どんな風に器用かというと、見ただけで、同じように作れてしまうのです。デッサンでも彫刻でもセンスがいいとは、こういうことかと納得してしまいました。
 しかし、上手な技工士ほど、学校を卒業するとセラミック製の白い歯を作る技工士(セラミスト)になっていきました。当時は、保険外の技工を扱うセラミストは、技工の世界では花形だったのです。腕が優れていれば、仕事はいくらでも集まってきました。
 それに比べると入れ歯は人気がありませんでした。セラミックの白い歯のように、接着剤で付けて終わりにならないからです。取り外しのできる入れ歯は、装着する患者さんの評価が絶対だからです。そして、評価も患者さんよって様々なのです。
 
歯科医院内の技工室で入れ歯を作るということは、作る技工士が患者さんの意見や反応をダイレクトに知ることができるということです。院外で製作する外注技工では、出来上がった入れ歯を歯科医院に届けることで仕事が完了しています。作業用模型に合った、歯科医師のオーダー通りの入れ歯です。
それは、入れ歯のゴールではありません。患者さんと作り手の歯科医師や技工士が、同じゴールを目指すこと、そしてゴールに至る経緯が入れ歯作りなのです。
求められるところに既に置かれてあるマラソンの給水所のように、もしくは、患者さんと一緒にゴールを目指す並走者の様に、その経験があって、初めて、ゴールした時に快適で愛着のある入れ歯になるのです。
入れ歯(総入れ歯、部分入れ歯)専門の東京あさひクリニック・歯科
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東京都品川区西五反田1丁目28番3号ハイラーク五反田1004号
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■診療科目:入れ歯(義歯)治療専門歯科医院
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     (都営地下鉄浅草線、東急池上線 五反田駅 下車 駅より徒歩2分)
■診療受付時間:10:30~18:30 祝祭日は診療 土曜、日曜休診

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