A.高齢者に多く、無意識に口や顎を動かしたり、舌で口唇を舐めまわすなどの反復性の不随運動を「オーラルジスキネジア」といいます。
入れ歯を外した状態で不随運動が多く見られますが、睡眠時には消失しています。
オーラルジスキネジアは原因として、特発性ジスキネジア(原因不明)、薬物(向精神薬、抗パーキンソン薬など)神経疾患の部分症状があげられます。
対処法は、口を大きく開け、会話をする。
あるいは食物を咀嚼することにより不随意運動が軽減することがあります。
重度になると歯を擦り減らしたり、舌や頬を噛んだり、正しく発音ができなくなったり、食物を飲み込みにくくなります。
症状がひどくなると歯科治療や義歯の製作や使用が困難となることがあります。
一度お近くの神経内科を受診されることをお勧めします。
2016-07-19