A.歯ぐきが退縮すると入れ歯と歯ぐきに隙間ができてきます。
そのことで、入れ歯が沈んだり、回転し、マグネットと歯の根に付けた金属の蓋(キーパー)の接触する部分にずれが生じます。
丸いマグネットとキーパーの接触面が、まるで満月が欠けていくように横にずれたり、くさび状に離開することでマグネットの吸着力が弱くなります。
入れ歯と歯ぐきの適合状態を改善して、マグネットを定位置に付け直すことで、マグネットの吸着力は回復します。
また、入れ歯が動くことで、マグネットやキーパーの表面が摩耗して、密着面積が小さくなることで、マグネットの吸着力が、だんだん、弱くなることがあります。
あまりに摩耗が進んだ場合はマグネットの交換が必要になります。
マグネット入れ歯を最大限に活用するには、定期的にマグネットの適合状態をチェックするメンテナンスが必要です。
2016-02-26