A.インプラントはチタンという種類の金属でできています。
基本的にチタンはその他の金属に比べて身体に優しく、アレルギー反応を起こしにくいと言われています。
例えば、チタンはインプラント以外にもペースメーカー(人口心臓)や人工関節に使用されています。
しかし、チタンであるからといって一切アレルギー反応を起こさないというわけではありません。金、ニッケル、クロムなどの金属に比べるとアレルギー反応を持つ人の頻度はかなり少ないと言われていますが、それでもチタンの陽性反応があると言われています。
また、世の中で製品として出回っているチタンの多く(メガネやアクセサリーなど)は、チタンと他の金属を混ぜ合わせた「チタン合金」であり、多くはニッケルやクロムなどのアレルギー反応をおこしやすい金属を含んでいます。
ですので、チタン合金でアレルギー反応があった場合にはチタンではなくその他の金属にアレルギー反応を起こしていることがほとんどです。
インプラントの場合は殆どがチタンで出来ていますので、アレルギー反応を起こす人はごく僅かであると言われています。しかし、そうした中でもチタンアレルギーを持つ人はいます。もし、金属アレルギーが心配なのであれば、インプラントの手術を受ける前に金属アレルギーの検査をすると良いでしょう。また、金属アレルギーを持っていた場合にも、チタンに反応するかどうか検査をすることによってインプラントが可能であるかどうか検討できるでしょう。
2015-11-17