A.入れ歯は乾燥によって変形します。
その理由は、入れ歯に使用されている材料そのものが乾燥に弱い材料だからです。
しかし、お口の中は唾液で潤っていますので、基本的に入れ歯は水分を保つことができます。ところが、水分のないところで長時間入れ歯を放っておくと乾燥し、やがて変形してしまうのです。
入れ歯は、一度変形してしまうとお口に合わなくなってしまい使用が難しくなることがあります。
そうならない為には、入れ歯を外した時は水に漬けておくことをおススメします。
また、もう一点注意事項があります。
殺菌や消毒の一つの方法として「熱湯消毒」という方法がありますが、入れ歯にはこの方法は絶対に行わないで下さい。
入れ歯は熱湯にも弱いため変形をおこしてしまいます。
以上、入れ歯の注意点を要約しますと、
「入れ歯を使用しない時には水に漬けておくこと。熱湯には決して入れないこと」です。
また、入れ歯は落としたり踏んだりするとヒビが入ったり欠けてしまうことがありますので扱いには気を付けて下さい。
2015-11-17