A. 歯が抜けてしまうことはショックなことですが、見た目に影響のない奥歯ならば、そんなに困ることもないでしょう。
しかし、歯並びの中に歯が抜けたスペースができると、当然歯がある側ばかりで噛む片噛みの習慣がついてしまいます。
下顎骨を動かしている咀嚼筋と顎関節に異常が生じてくるのです。
歯が抜けて放置していた時期が長いほどその影響が大きいのです。
仮に部分入れ歯を作っても、噛み合わせがずれていては自分の残った歯で ばかり噛める場所を探しながら、使用することになってしまいます。
そのように咀嚼筋や顎関節のずれた状態が続くと、最後には総入れ歯になってしまいます。
新しく総入れ歯を製作したとしても頬や舌を噛んだり、頬と入れ歯の間に食べかすが溜まりやすかったりするのです。
入れ歯で正常な機能を回復するためには、本入れ歯の製作の前に治療用入 れ歯を作製し、噛み合わせを整え、歯ぐきを粘膜調整剤を使用して痛くなく、安心して噛める、患者さんが納得できる入れ歯となるように、時間をかけて治療用入れ歯を用いたリハビリテーションとトレーニングを行わなければなりません。
これが終了して、治療用入れ歯をもとに再度、精密な型取りと噛み合わせをとり最終入れ歯を完成させるといいでしょう。
2015-07-31