A. はい。寝る時にも入れ歯を入れておくことをおすすめする場合があります。
なぜなら、入れ歯を外して就寝すると自然な顔貌の確保ができず、老人性の顔貌に近づいてしまうからです。
つまり、自分の今ある歯の形や傾きを維持しなければ、老人性の顔貌にどんどん近づいてしまうのです。
そうならないためには、入れ歯を入れた状態でお休み頂くことをおすすめする場合があります。
また、上下どちらかが入れ歯で片顎は自分の歯が揃っているというような場合は、ご自分の歯と入れ歯が寝ている間に、歯ぎしりや食いしばりでぶつかっている可能性があります。この様な時にはマウスピースをつくると良いでしょう。(担当のドクターの指示に従って下さい。)
一方、入れ歯を入れた状態でお休み頂く場合、衛生面には十分気をつける必要があります。
まず、就寝前には必ず入れ歯を歯ブラシで洗浄し、お口の中の粘膜もうがいやブラッシングで清潔にしてください。
この様に入れ歯とお口の中のお手入れをきちんとしておけば、夜間に入れ歯を入れていることで顎の粘膜に悪い影響を及ぼすということはありません。
なお、入れ歯を誤飲してしまいそうな介護が必要な方は、外して寝ることが安全ですので、担当医の指示に従ってください。
2015-05-22